島根県邑南町 農林振興課 食と農産業戦略室 寺本 英仁 氏
地方創生のトップランナーとして、全国から注目を集める町役場の職員、寺本氏。徹底した“グルメ戦略”の地域おこしを実践し、過疎の町は“食の町”として、全国からの観光客でにぎわっています。
徹底的に味にこだわった地産地消の高級イタリアン。一流シェフたちが地域の人に調理技術を指導する“食の学校”。さらに寺本氏が企画した数々の事業には、移住者が殺到しています。
そんな寺本氏の町おこしの根底を支える信念が、“地域の誇りを育むこと”です。「一番おいしいものは地方にあって、おいしいものを作る人間は地方にいる。だからこそ、地方の人間は輝いているという誇りをもって僕は生きている。」と語られています。
町に生きることへの誇り、地域資源への誇り、その思いが無ければ地域おこしはなしえないと寺本氏は考えておられます。
滋賀県においても、平成26年(2014)10月1日以降、人口は減少に転じています。進む人口減少・高齢化の中、そこで暮らす人たちが地域に愛着や誇りをもち、豊かに暮らすための持続可能な地域の仕組みづくりについて、お話いただきます。
〜 講師プロフィール 〜
1971年島根県生まれ
1994年東京農業大学卒業
島根県石見町役場(現邑南町役場)入庁
邑南町が目指す「A級グルメ」の仕掛け人として、道の駅、イタリアンレストラン、食の学校、耕すシェフの研修制度等を手掛ける
小泉内閣時に発足した「地域産業おこしに燃える人」の第3期生メンバーに選出
現在は、総務省地域力創造アドバイザー
NHKプロフェッショナル〜仕事の流儀〜でスーパー公務員として紹介される
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