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前年度の研修詳細
● 概要
研修名 公有財産管理事務研修
目標 公有財産管理事務を遂行するために必要な基礎的知識を習得し、実務能力の向上を図る。
計画人員 30人
受講者数 19人
対象者 公有財産管理事務に携わり、実務経験が浅い職員
実施期間 2日間
第1日程:平成30年10月25日〜平成30年10月26日
研修会場 滋賀県市町村職員研修所(大津市)
センター締切日 平成30年9月19日
● スケジュール
科目名 方法 開始時間 終了時間
1日目 公有財産管理事務研修 講義  9:30 12:30
昼食・休憩 12:30 13:30
公有財産管理事務研修 講義 13:30 16:30
2日目 公有財産管理事務研修 講義  9:30 12:30
昼食・休憩 12:30 13:30
公有財産管理事務研修 講義 13:30 16:30
● 科目詳細
公有財産管理事務研修
自治体法務研究所 代表 江原 勲 氏

公有財産の公平公正な管理を実施するために必要となる法令や判例に基づく基礎知識や適切な判断処理方法について学ぶ

1 公有財産の意義                       8 普通財産の処分
(1) 地方公共団体の財産                 (1)  用途指定による処分
(2) 公有財産の範囲                     (2) 特殊な売り払い・譲与
(3) 公有財産と公物                     (3) 交換
(4)  公有財産の管理者                  9 取得時効の問題(普通財産を含む)
2 公有財産の分類                      (1) 取得時効とは
(1) 行政財産                           (2) 問題点
(2) 普通財産                           (3) 取得時効の要件
3 公有財産に関する事務の概要          (4) 時効の援用
(1) 総合調整に関する事務               (5) 行政財産の取得時効
(2) 取得に関する事務                   (6) 取得時効の中断
(3) 管理に関する事務                  10 公の施設
(4) 処分に関する事務                   (1) 意義
(5) 公有財産の管理に関する議会の関与   (2) 定義
4 行政財産の管理                      (3) 設置と廃止
(1) 行政財産の管理とは                 (4) 公の施設の区域外設置
(2) 用途廃止                           (5) 公の施設の管理
(3) 所管換え                           (6) 公の施設の利用と平等原則
(4) 行政財産である土地等の貸付け       (7) 公共施設の命名権(ネーミングライツ)
(5) 行政財産の目的外使用               
(8) 公の施設利用に関する権利と不服申立て
(6) 不法占拠・使用の排除              11 公有財産の管理と住民訴訟
5 行政代執行法                        (1) 住民訴訟とは
(1) 行政代執行法の適用                 (2) 住民監査請求
(2) 代執行の要件                       (3) 住民訴訟の対象
(3) 代執行の手続き                     (4) 対象についての問題点
(4)  代執行と相手方の救済手段          (5) 請求の内容 
6 行政財産の消滅
(1)  用途廃止
(2) 行政財産の喪失 
7 普通財産の管理
(1) 管理の意義
(2) 維持及び保存
(3) 運用
〜我がまちの宝物はどうなっていますか?〜
● 総括
受講者の感想【受講者数 19名】
・公有財産の基礎から、具体的な事例まで学ぶことができた。
・処理の仕方、その時のポイントなどを話されていて、実務でも活かせると思う。
・事例が多く、他市でどういった対応をされているのか参考になった。
・テキストも今後の参考資料として使える使用になっていた。
・公有財産全体のことを理解したうえで、担当業務の位置を再度確認することで、知識の幅が広がった。
・いろんな情報を持っておられ、それを周りに上手く伝える講師のような公務員になりたいです。

<研修センター当研修担当より>
 本研修は、公有財産管理事務における各項目ごとに法の説明をし、その上で、判例紹介や事例紹介、講師の現役時の経験談を交えて非常に分かりやすい講義でした。
 講師の江原氏も実務経験や執筆、講演の経験に即した非常に多くの情報を持っておられ、受講生に合わせたテンポよい進め方で講義いただきました。そのため、2日間の講義の中で基礎から具体例や実務ポイントまで非常に多くの学びと気づきがありました。
 次年度も継続して研修を実施する予定ですので、専門の担当課だけでなく、公有財産に関わる多くの部署にも是非ご参加ください。
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