滋賀県市町村職員研修センター

前年度の研修詳細

● 概要

研修名	研修プランナー研修
目標	限られた人員や財源の中で、これからの分権時代を担う職員を育成するため、自治体が行わなければならない職員研修のあり方や効果的な進め方等を学ぶ。
計画人員	20人
受講者数	20人
対象者	職員研修の企画・運営を担当している職員
実施期間	0.5日間第1日程：令和3年2月9日
研修会場	各市町会議室等滋賀県市町村職員研修所（大津市）
センター締切日	令和3年1月22日

● スケジュール

日	科目名	方法	開始時間	終了時間
1日目	研修プランナー研修	講義・討議	13:30	16:30

● 科目詳細

研修プランナー研修

『人材育成の必要性と研修担当者の役割』

【１】研修開発とは何か（人材育成とは　等）
【２】研修企画（ニーズ把握、受講者分析　等）
【３】研修のデザイン①（ゴール・目標・評価）
【４】研修のデザイン②（研修の組み立て方）
【５】研修講師の選定（内部講師・外部講師）
【６】研修のＰＲと事前コミュニケーション戦略
【７】研修準備と本番での講師支援
【８】研修の振り返り・フォロー・関係者報告

豊島講師プロフィール
1965年生まれ
1988年神戸市役所入庁
住宅局（経理）、市長室（報道担当・ラジオ番組制作）、神戸港埠頭公社（経理・企業誘致）、行財政局（経営品質・行政評価）、北区役所まちづくり推進課長、職員研修所長、みなと総局企業誘致担当部長を経て2018年度早期退職
市役所在職中、同志社大学社会人大学院非常勤講師、神戸学院大学非常勤講師
現在、早稲田大学招聘研究員
〇著書
『行政経営改革入門』（生産性出版）、『公共政策のための政策評価手法』（中央経済社）、『自治体バランス・スコアカード』（東洋経済新報社）、『自治体職員が見たイギリス』（関西学院大学出版会）、『行政の質を高める８つの基準』（日本生産性本部・経営品質協議会）など（共著含む）

一般社団法人　日本経営協会　　講師　豊島英明　氏

● 総括

受講者の感想【受講者数　２０名】

・今まで場当たり的な研修実施をすることで満足していたことを反省した。研修後のフォローや効果測定についても意識して改善していたい。
・研修の目的は、実施ではなく成果を出すことが重要で、研修担当者は非常に重要な業務であることを認識し、内部講師の育成やフォローなどに取り組んでいきたい。
・研修というものを理論的に考えることができた。『研修の目的』は何かを常に念頭に置き、研修実施そのものが目的とならないように気をつけたい。

【豊島講師からのアドアイス：抜粋】
＜研修は手段であって目的ではない＞
　・研修担当者の仕事は「研修をすること」と思っておられる方が多いような印象でした。
　・研修→組織力向上→お役立ち相手の価値の実現、という「手段→目的」の関係をご理解ください。
＜効果測定がほぼできていない＞
　・まず、測定の対象となる「効果」の意味合いが、ほぼ理解されていません。
　・効果は、「受講者」「職場」「お役立ちの相手」の３側面で測定し、「お役立ち相手の価値」が最終的な成果／効果です。
　・研修修了時の受講者アンケート結果が効果測定では決してないことを、再認識してください。
＜研修が「やりっぱなし」で終わっている＞
　・残念ながら、「やりっぱなし」がほとんどでした。受講後アンケートですら放置の団体もありました。
　・「お役立ち相手の価値を生みだす」「研修自体を更に改善する」など、目的に思考して研修に向き合ってください。

●上記「受講者へおアドバイス」が厳しい内容で大変申し訳ございません。本気の応援・期待の気持ちゆえでございます。

DSC_0689.JPG