滋賀県市町村職員研修センター

前年度の研修詳細

● 概要

研修名	契約事務担当職員研修
目標	契約事務を遂行するために必要な基礎的知識を習得し、実務能力の向上を図る。
計画人員	30人
受講者数	39人
対象者	契約事務に携わり、実務経験が浅い職員
実施期間	2日間第1日程：令和2年12月8日～令和2年12月9日
研修会場	滋賀県立県民交流センター（大津市）
センター締切日	令和2年11月9日

● スケジュール

日	科目名	方法	開始時間	終了時間
1日目	契約事務担当職員研修	講義	9:30	12:30
	昼食・休憩		12:30	13:30
	契約事務担当職員研修	講義	13:30	16:30
2日目	契約事務担当職員研修	講義	9:30	12:30
	昼食・休憩		12:30	13:30
	契約事務担当職員研修	講義	13:30	16:30

● 科目詳細

契約事務担当職員研修

一般社団法人日本経営協会専任コンサルタント樋口満雄氏（元国分寺市副市長）

1. 地方財務会計制度と契約
2. 契約制度を理解しておくことの必要性
3. 自治体契約制度の全体像
4. 自治体契約事務の基本原則
5. 予算執行と契約実務
6. 委託契約等の実務
7. リース契約の実務
8. 工事契約の実務
9. 契約制度の課題と対応
10. 演習課題…どのような契約制度を用いるべきか

－講師プロフィールー
1950年生
昭和50年国分寺市役所入職
会計課・財政課・職員課課長補佐・介護保険準備室長を歴任
平成14年政策部政策経営課長
平成18年政策部長
平成21年国分寺市副市長に就任６年間在籍
退職後独立し現在に至る

専門分野：契約事務、ビルド＆スクラップ、出納事務など
財務・会計部門の講演、全国の自治体・研修機関からの依頼により実績多数
著書：『図解よくわかる自治体の契約事務のしくみ』(学陽書房・令和元年8月)ほか

● 総括

受講者の感想【受講者数：39名】

【研修の成果】
・契約に関してだけでなく、公務員としての心構え等についても学ぶことができたため。
・日々の業務で行っていた契約業務がどのような法に基づき、市に法令があり、また自主裁量部分があるのか整理できるものであった。

【今後の業務】
・市役所業務の基礎であり、どの課でも、昇進していっても必要になってくる業務である。
・契約の流れがより詳しく分かったので、自分の身を守りために、丁寧に業務に取り組める。

【その他】
・感染が不安な時期だが、換気を定期的に行われ、安心して講義を受けることができた。

【樋口講師からのアドバイス】
　自治体の研修に関わって、全体的に財務会計に関する基礎知識が弱いと感ずることがあります。自治体職員として必要な基礎的知識は三つの柱があると思います。①政策法務　②財務会計　③IT知識（Word・Excel・PowerPoint）ですが、この知識を入職後、早い時期に身につけることが、公務員としての強みになると」思います。細かい事務は、経験から学ぶことが重要ですが、まずは大きな体系と考え方を把握することに心がけてください。また、どんな業務でも、常に自分の目で確認し、仕事の法的根拠を意識するとともに、目的や効果を考えることを実行してください。
　さらに、実務において、重大なミスが発生しないこと、不正事件が発生しないよう業務プロセスを点検することも重要です。
　人生は自分自身のものです。自分のために、しっかりと業務に取り組むことが、全体の奉仕者としての成果につながると思います。

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