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前年度の研修詳細
● 概要
研修名 現任職員(3部)研修
目標 改めて公務員倫理の意識の高揚を図り、自治体職員に必要な政策法務について学ぶとともに、レジリエンスへの理解を深める。
計画人員 240人
受講者数 207人
対象者 原則として、採用後12・13年を経過した職員
実施期間 2日間
第1日程:令和5年10月18日、令和5年10月24日
第2日程:令和5年10月19日、令和5年10月25日
第3日程:令和5年10月20日、令和5年10月26日
研修会場 滋賀県市町村職員研修所(大津市)
センター締切日 令和5年9月11日
● スケジュール
科目名 方法 開始時間 終了時間
1日目 政策法務概論 講義  9:30 12:30
昼食・休憩 12:30 13:30
レジリエンス 講義・演習 13:30 16:30
2日目 公務員倫理(JKET) 講義・討議・演習  9:30 12:15
昼食・休憩 12:15 13:15
公務員倫理(JKET) 講義・討議・演習 13:15 16:30
● 科目詳細
政策法務概論
地域の課題解決や住民のニーズを踏まえた政策を実現するために必要となる法令解釈能力、条例制定能力の 考え方を学ぶ。
 
1 地方公共団体は何のためにあるのか、を考える。
 1)民間企業と地方公共団体はどこが違うのか?
 2)国と地方公共団体との役割分担はどうなっているのか?
 
2 政策法務とは何か、最近になってなぜ強調されてきているのか、を学ぶ。
 1)自治体行政の基本は、法律・条例に基づく行政である。
 2)政策法務が強調されてきた背景事情
  ・地方分権の推進
  ・現実と法制度のギャップを埋める工夫……現場の課題に応える
  ・住民参加の進展と政策法務
 
3 政策法務の具体例を先進自治体に学ぶ。
 〜地域のどのような課題を解決するために、どのような検討をしてきたのか〜
  京都市やそのほかの自治体が最近制定した政策的な条例を紹介、検討する。
  (例えば、熱海土砂崩れと残土条例、太陽光発電設備設置と環境との調和条例等) 
 
4 条例と法律の関係についての法律問題の概略を学ぶ。
 1)法律と条例の関係(1)一般的基準
  ・憲法、法律、条例の関係
  ・地方自治法2条第11項、12項、13項
  ・徳島公安条例事件最高裁判決
 2)法律と条例の関係(2)具体的分析
  ・パチンコ店建築等規制条例の場合、あるいは、水道水源保護条例の場合
  〜適法とされた例と違法とされた例の比較検討を通じて、法律と条例の関係に
   ついて、具体的に学ぶ〜

講師:関西学院大学名誉教授 曽和 俊文 氏
レジリエンス
ストレスの抱え込みすぎから深刻なメンタルヘルス不調に繋がらないように、こころの仕組みやセルフケアの重要性を理解し、目の前の変化や逆境をしなやかに乗り越えることができる”心の強さ”レジリエンスを高める方法を学ぶ。

(1)レジリエンスとは
 ・レジリエンスとは
 ・レジリエンスが高い人の特徴は
 ・レジリエンスを高めるには

(2)ストレス構造の理解と対処のポイント
 ・ストレス構造とは
 ・ストレスが与える影響
 ・自律神経の働きと睡眠について
 ・簡単にできるリラクセーション法

(3)自分のこころと上手に付き合う
 ・考え方(認知)のプロセス
 ・認知のくせと自分の傾向を知る
 ・自分の感情をコントロールするには
 ・良好な関係を築くコミュニケーション能力
 ・アサーション

(4)ストレスをため込まないために
 ・ストレス対処のバリエーション
 ・社内の相談窓口について

講師:キャリアマネジメントコンサルティング株式会社 古川 淳子 氏
公務員倫理(JKET)
より住民に信頼される職員となるよう、改めて公務員としての倫理観を醸成する。また、倫理感の高い職場風土の形成に率先して取り組めるようにする。

第1章 倫理とは
 ・公務員倫理を考えるに当たって
 ・あなたはどう行動しますか

第2章 公務員に求められる倫理
 ・公務員に寄せられる批判
 ・公務員の意識
 ・公務員に求められる倫理
 ・とるべき態度
 ・できないのは何故か

第3章 公務員に求められる規律
 ・服務規程では
 ・なぜ不祥事を起こすのか
 ・事例研究
 ・なぜ誘惑に負けるのか

第4章 実際の場面で
 ・ロールプレイ

第5章 望ましい職場風土の形成
 ・部下の告発
 ・高め合う規律、原点に立ち返って
 ・実践の決意

※JKET・・・人事院討議式研修「公務員倫理を考える」

講師:
県内市町職員(内部講師)
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