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前年度の研修詳細
● 概要
研修名 係長級職員(2部)研修
目標 政策を決定・実現させる能力をさらに高めるとともに、部下を指導・育成するため、管理・監督者の役割である職場研修を積極的に推進するための能力を養う。
計画人員 320人
受講者数 248人
対象者 係長級職員で、昇任後3年を経過した職員
実施期間 3日間
第1日程:平成28年1月27日、平成28年2月2日、平成28年2月8日
第2日程:平成28年1月28日、平成28年2月3日、平成28年2月9日
第3日程:平成28年1月29日、平成28年2月4日、平成28年2月10日
第4日程:平成28年2月1日、平成28年2月5日、平成28年2月12日
研修会場 滋賀県市町村職員研修所(大津市)
センター締切日 平成27年11月18日
● スケジュール
科目名 方法 開始時間 終了時間
1日目 政策形成概論−政策形成と実現への戦略行動− 講義・演習  9:30 12:30
昼食・休憩 12:30 13:30
政策形成概論−政策形成と実現への戦略行動− 講義・演習 13:30 16:30
2日目 変革時代の部下育成 −OJT標準コース− 講義・討議  9:30 12:15
昼食・休憩 12:15 13:15
変革時代の部下育成 −OJT標準コース− 講義・討議 13:15 16:30
3日目 コミュニケーション〜実践!!コーチング!!〜 講義・演習  9:30 12:30
昼食・休憩 12:30 13:30
コミュニケーション〜実践!!コーチング!!〜 講義・演習 13:30 16:30
閉講式 16:40 16:50
● 科目詳細
政策形成概論−政策形成と実現への戦略行動−
 大阪国際大学 グローバルビジネス学部 准教授・地域協働センター 副センター長 田中 優 氏

 行政環境の変化を的確に把握し、これに即応する適切な政策を決定、実現させるための能力を養う。

・協働型社会における政策形成のあり方【講義】
・政策決定・実現のための理論とポイント −一つのRと三つのIなど−【講義】
・政策決定にかかるグループワーク演習(解決方策の絞り込みから決定まで)【演習】
 
                  
変革時代の部下育成 −OJT標準コース−
 管理・監督者として必要とされる、職場における部下指導の重要性について認識し、実践する
ために、一般財団法人 公務人材開発協会方式のOJT研修により、その手法を学ぶ。
 
 導 入 本研修の目的と進め方
 第1章 これからの時代を担う部下の育成とOJT
 第2章 OJTの効果的な指導方法
 第3章 今後求められる戦略力、政策形成力等の能力の開発
 第4章 管理・監督者の自己診断と自己啓発
 
各市町等職員(内部講師)
コミュニケーション〜実践!!コーチング!!〜
株式会社 話し方教育センター 常務取締役 遠山 法子 氏

講義1.指導者としての心得
* 指導者の立場・役割とは
* 職場マネジメント・部下育成への影響力
* 心がけたい4つの目標

講義2−1.指導スキル − 指示
* 改善したい“指示の傾向”
* 明快な指示の与え方
<演習2−1> 指導トレーニング 指示 ※ テーマ 「作業を指示する」

講義2−2.指導スキル − 説明
* 相手理解を引き出す、とは?
* わかりやすい説明の技法
<演習2−2> 指導トレーニング ※ テーマ 「作業内容を説明する」

講義3−1.コーチング技法を活用する
* コーチングとは何か
* オープニングからクロージングまで
<演習3−1> コーチングトレーニング ※ テーマ 「新規業務コーチング」

講義3−2.コーチングスキル − ヒヤリング
* 作業後ヒヤリングでコーチングする
* コーチとしての傾聴、質問
<演習3−2> コーチングトレーニング ※ テーマ 「レベルアップコーチング」

講義4.モチベーションマネジメント −ほめる・叱る−
* 効果的なほめ方の条件と方法
* 意欲づける注意の与え方
<演習4> 総合トレーニング ※ テーマ「コーチングによる業務マネジメント」
※ OJT指導場面をコーチング主体で再現する

講義5.よりすぐれた指導者として
* まとめ

【内容については、若干変更する場合があります。】
 
● 総括
受講者の主な感想【受講者数 248名】
【全体】
・政策形成とOJTとコミュニケーションが密接にかかわっている内容だったので、研修の構成としては大変意義深いと感じた。
・専門職同士で話すことが多いので、色々な職種の方と話せたことは刺激になった。
・ぼんやりとしか認識していなかったリーダーとしての役割、何をすべきなのか、どうすべきなのかといった事柄をとても明確なものに整理することができたように思う。
・内容の濃い、非常にこの時期に必要な研修内容であったと思う。

【政策形成概論】
・マトリクスを使った収束方法について、今後の実践において参考となった。
・行政環境の変化に伴い、持続可能な地域づくりのためには、住民自治の確立を図っていくこと、住民と連携し、協働の力を発揮していく必要があることが分かった。市の課題に目を向け、より主体的にかかわりたいと思う。
・政策形成を問題解決と捉え、その方法を理解するため、演習を通して体験すると最初に伺って、日常業務でも今回の思考は役立つと感じた。
・講師の震災復興活動の中で復興活動に係る後方支援(住民のつながり)が大切であると痛感した。
・政策形成から実行するまでの過程において必要な視点、ポイント、手法など、講義と実習を通して学べて良かった。
・マンダラートやマトリクスを学んだが、政策形成には実際に使えると感じた。ワークショップなどでも活用したい。

【OJT標準コース】
・育てる側の自分自身がリーダーとして成長することが部下の成長につながることが分かった。貸自分自身がどうなりたいか、部下にいつまでにどうなって欲しいのか明確な目的を持ち取り組みたい。自身の姿勢から行動を示し信頼を積み上げていきたいと思う。
・OJTの手法を戦力的に使いこなすためには、訓練が必要で、日常業務の中で意識することが必要と思った。
・部下育成は自分の仕事という意識を持つこと。部下の性格を理解し、部下に合った指導を行うことが重要。

【コミュニケーション】
・コミュニケーション能力だけでなく、うまく答えを引き出す質問の仕方。聞くことの大切さを学べた。相手に答えを出させることの難しさに気付いた一日だった。
・コーチングを学ぶ中で、相手の行動は自分が引き出していることに気付いた。指導をする際、答えを出し、頭で分からせるのではなく、考えさせる質問を行い、成長をサポートする重要性を改めて感じた。相手の心に働きかける説得力を高めていきたいと思う。
・短時間のトレーニングで色々なことを考えながら話し、刺激的だった。
・相手の理解を引き出すような分かりやすい説明、指示の方法を学ぶことができた。
【コミュニケーション 講師よりアドバイス】
 学んでいただいた”話す・聞く”能力は、部下育成に限ったことではありません。
 少しアレンジを加えれば、外に向けての折衝、内部部門間の調整、上司への意見具申等あらゆる場面に応用可能ですね。
 出来るところから、一歩ずつ、しかし、着実に歩みを進めてください。期待しています。
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