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前年度の研修詳細
● 概要
研修名 課長級職員研修
目標 課長級職員に必要な職場の管理能力を高め、組織の経営に必要となる心構えや知識を習得するとともに、危機管理能力を養成する。
計画人員 280人
受講者数 185人
対象者 新任課長級職員(原則として昇任後2年以内の職員)
実施期間 2日間
第1日程:平成30年5月9日、平成30年5月14日
第2日程:平成30年5月10日、平成30年5月15日
第3日程:平成30年5月11日、平成30年5月16日
研修会場 滋賀県市町村職員研修所(大津市)
センター締切日 平成30年4月24日
● スケジュール
科目名 方法 開始時間 終了時間
1日目 リーダーシップと組織経営 講義・演習  9:30 12:30
昼食・休憩 12:30 13:30
リーダーシップと組織経営 講義・演習 13:30 16:30
2日目 リスクマネジメント 講義・演習  9:30 12:30
昼食・休憩 12:30 13:30
リスクマネジメント 講義・演習 13:30 16:30
閉講式 16:40 16:50
● 科目詳細
リーダーシップと職場のマネジメント
 組織の責任者、意思決定権者としての役割を認識する とともに、組織経営に必要な行動やスキルを理解、習得する。

 ○午前

  1.課長に求められる役割・業務
    ・課長になってから今までの振返り
    ・課長に求められる役割とは
  2.リーダーシップとそのスタイル
    ・マネジメントとリーダーシップ
    ・リーダーシップのスタイルのついて
    ・自身のスタイルの振返りと今後について
  3.組織のマネジメント
    ・組織マネジメントとは
    ・組織目標の達成に向けて
    ・チームビルディング

 ○午後
  4.業務のマネジメント

    ・業務マネジメントシミュレーション(体験学習)
    ・業務マネジメントとは
  5.人のマネジメント
    ・人のマネジメント
    ・自身の対人行動スタイルの分析
    ・部下とのコミュニケーション
  6.質疑応答・まとめ



 
株式会社リードクリエイト 講師 伊藤賢 氏
リスクマネジメント
 不測の事態を未然に防ぐとともに、万一不測の事態が 発生したときに、果たすべき役割、とるべき行動を認識し、危機に強い組織づくりについて学ぶ。


 ○午前
  1.コンプライアンスと公務員倫理
  2.自治体を取りまくリスク(ケーススタディ)
    ・人への対処・パワハラ・セクハラ・マタハラなど
    ・情報への対処・情報漏洩・ウイルス侵入・紛失など
    ・お金への対処・つかい込み・紛失・金銭事故
    ・内部告発への対処

 ○午後
  3.リスクマネジメント戦略の構築
    ・リスクマネジメント組織の構築
    ・リスクの分析、評価、対策の実施
    ・リスク管理の原則
  4.対策策定(ケーススタディ)
    ・実際に起こりうる危機への対応
    ・自分たちの階層への期待役割の理解
  5.まとめ


 
株式会社KOC 講師 雨谷博貴 氏
● 総括
受講者の感想(受講者数 185名)
【リーダーシップと組織経営】
・演習を多く取り入れた内容で、自ら考えることができた。
・自身、周囲のリーダーシップのスタイルについて考える良い機会となった。

《講師からのアドバイス》
 今回の研修の中では、組織・人・業務のマネジメントの学習をそれぞれ行い、特に人に関するマネジメントの部分は、X-Bestという行動スタイルの学習、コーチングのテクニックという部分で学習を行いました。
 これらは、対人面での問題の解決やチームの組織化、業務遂行にも関わってくる強力な助けになるものですので、ぜひ身につけていただきたいと考えます。
 これらのスキルを定着させるためには、何度も繰り返して実行し習熟度を高めていくことが必要となります。普段のお仕事の中で「周囲の方のX-Bestのスタイルを想像し、それに沿った声がけをする。」、「コーチングのスキルを「質問」⇒「傾聴」⇒「承認」という流れで実践してみる。」など、ほんの少しずつでも実行するようにしていただければと思います。
 効果を体感できるようになれば、モチベーションも上がっていき継続もしやすくなるはずです。ひいては、リーダー・マネージャーとしての活躍の幅を大きく広げることに繋がりやすくなっていきます。
 皆様の今後の活躍をお祈りしております。


【リスクマネジメント】
・現場のリスクを洗い出し、優先して対策すべきリスクについて、マネジメント目標や対策などから考えることが出来て良かった。
・演習を通して、他市町の状況により様々な考え方があることを認識できた。

《講師からのアドバイス》
 今回は、部下の方への指導も念頭に置き、リスクマネジメントと、職員業務の中では特に重要性の高い「コンプライアンスリスク」について、事例演習を中心に学習していただきました。
 皆さんは、現場第一線の管理職職員であり、それぞれが日常の業務をなさっていらっしゃる中で、日々自己研鑽をしていただくのは大変だと思います。
 今回学習した知識や技術は、日常のマネジメントの基本となる考え方であり、今後、管理者としてさらにキャリアを重ねていくためには、ますます重要になる知識ですので、ぜひ、自分流のものにステップアップさせていっていただきたいと思います。
 さらに、自治体の名誉を毀損することの重大性とその事態を招くのも、職員一人ひとりのコンプライアンス意識による、という点を部下職員に指導していっていただくとよいでしょう。
 今回の手法を業務で少しずつ使用しながら、コンプライアンス意識の高い職場を作っていっていただければと思います。
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