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前年度の研修詳細
● 概要
研修名 文書作成能力向上研修
目標 日常業務における、読みやすく、伝わる文書作成法を学び、行政職員として必要な文書作成能力の修得を図る。
計画人員 50人
受講者数 69人
対象者 受講を希望する職員
実施期間 2日間
第1日程:令和3年12月7日〜令和3年12月8日
研修会場 滋賀県市町村職員研修所(大津市)
センター締切日 令和3年11月12日
● スケジュール
科目名 方法 開始時間 終了時間
1日目 文書作成能力向上研修 講義・演習  9:30 12:30
昼食・休憩 12:30 13:30
文書作成能力向上研修 講義・演習 13:30 16:30
2日目 文書作成能力向上研修 講義・演習  9:30 12:30
昼食・休憩 12:30 13:30
文書作成能力向上研修 講義・演習 13:30 16:30
● 科目詳細
文書作成能力向上研修
【講師】
株式会社マネジメントサポート
12月7日  佐々木 優水 氏

 文章に関わる研修では、文章力向上研修、ビジネス文書研修といったテーマで登壇さされています。 大手航空会社のグランドスタッフとしての経験を活かして、マナー講座、キャリアデザイン講座も担当され、これまで講師として携わった企業はサービス業、公的機関、一般企業等様々です。

12月8日  上田 由佳子 氏

 大手割烹料理店大女将などの経験を活かしてマナー講師、接遇アドバイザーとして活躍。文章に関する研修では、主に2019年からビジネス文書や文章力向上研修の講師として登壇され、おもてなしの専門家の目線から伝わる文書について学びます。

【内容】
1日目

1 文書事務の流れや公用文の機能等の文書に関する基礎知識
2 公用文の書き方のルール(句読点、文体、並列・選択接続詞等)
3 分かりやすい表記、伝えやすい表現

2日目

1 住民志向に基づく行政文書作成の基本の習得
2 文章力(構成力、表現力、語彙力)の強化
3 理解させる文章から、人を動かす文章への転換

・上記に加えて、文書作成の演習、演習内容に対するフィードバックを行い、実践的に  
 学びます。
 
● 総括
総括
講師からのアドバイス

【佐々木講師からのアドバイス】

 冒頭の敬語の正しい使い方や一般的なビジネス用語では、 普段は口頭でしっかりと対応されてい あると考えますが、 記載すると難しく感じられていた印象です。 1日目の内容では2日目に続く基本的な 部分を改めて学ぶことを目的として進めており、普段の自身の癖を見直し改善を行う必要を感じました。
 ビジネス文書の基本は読み手が読みやすく内容を理解しやすく簡潔に記載する事が重要です。 もちろん、形式はありますが、読み手の立場になり記載していく事をお勧めします。

 普段から他の部署を始め、 他の市役所や県、一般のビジネス文書にアンテナを向け、 自身が読みやすい分かりやすいと感じた文書を精査し、 まずは真似をする事から始める事も1つの方法と考えます。 また、前回の文書をそのまま使用することなく、 1から作り上げることも練習の1つですので、取り組むこともお勧めします。

 受講生同士、和やかにグループワークに取り組め意見を交換し相談する姿は印象的でした。 この 親しみやすさは強みと考えます。 市民の皆様とのコミュニケーションは普段から行われていると思い ますので、さらにスキルアップを図り話しやすい環境を整えていくと市民の皆様との距離が縮まると 考えます

【上田講師からのアドバイス】

主な勉強法としては、2点お勧めがございます。

 1つは、新聞紙などの媒体をタイトルを隠して声に出して読み、キャッチコピーを考えて見ることです。 これにより、 要約力や省略の力がつきます。

 2つめは、ビジネス文書検定や日本語能力検定などの試験勉強が有効です。 受検に関わらず、市販されている問題集を使用するだけでも、実力が身につく内容となっています。 アドバイスとしては、敬語の使い方を習得するという事です。 構成づくりに集中してしまい、言葉遣いが乱れている方も多く見受けられました。

 現在の公文書では、敬語も多く使用されています。改めて、敬語の遣い方も見直していただければ、更なる向上が見込めるでしょう。敬語を適切に使用することで、 受け取り方が違うということを避けることができます。敬語に関しては、暗記するしかございません。日頃の話し方から注意していただくことで、文書作成時にも活用できるでしょう。



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