<1日目>
カリキュラム:
1.地方中小企業の事業成長ケース
地方の中小企業が直面した困難を超えて成長を遂げたケースを紹介
2.ブランドとは何か・どう形成するか
難しく語られる「ブランド」について、成り立ち・構成・設計法を説明
3.消費者顧客との結びつきをどう深めるか
一回限りではない顧客との結びつきはどう作ればよいか、手法を説明
4.基本方針をどのように定めるか
いくつかのマーケティングの「フレームワーク」について説明
講師:九州産業大学 商学部 教授 岩永 洋平 氏
経歴:長崎市生まれ。シンクタンクなどを経て、広告会社のADKに参画。
大手企業の他、地方の中小企業、公共団体などのブランド戦略、
コミュニケーション開発、事業計画策定、R&Dを担務する。研究
では地域商品のマーケティング、サプライチェーン、地域間連携
などが専門。2020年4月より九州産業大学商学部教員。
著書:「地域活性マーケティング 」(ちくま新書)
<2日目>
カリキュラム:
1.オリエンテーション〜なぜ地方自治にマーケティング思考が求められるのか〜
・アイスブレーク
・マーケティングの定義
・自治体マーケティングが叫ばれる背景と課題
(シティープロモーションの目的は?)
2.自治体に求められる人材獲得マーケティング思考法
・新たな人口政策とその背景
・関係人口の既往研究レビュー
・関係人口の定義
・関係人口の類型
3.事例研究1(福島県西会津町一般社団法人Bootの取り組み)
・「未来ある過疎」をキーコンセプトとしたランドスケープデザイン
(2020年度地域再生大賞のまちづくり活動)
・地域おこし協力隊制度を活用したアントレプレナーシップ戦略
4.事例研究2(奈良県斑鳩町ー地域DMOを中心とした観光まちづくり)
・地域DMOの役割と課題
・地域内関係人口と交流人口との価値共創マーケティング
5.グループワーク(県内市町村を事例に関係人口獲得に向けた戦略を構築する)
・当該地域のSWOTクロス分析と戦略課題の設定
・想定した戦略課題に対し、具体的に何をどのように取り組んでいくのかを
5W1Hの観点でまとめる
6.発表&まとめ
講師:明星大学 経営学部 特任教授 田原 洋樹 氏
経歴:奈良県生駒市出身。大学を卒業したのち上京、大手旅行会社JTBで15年間に
渡り、法人ソリューション営業を担当する。2005年には当時の史上最年少営
業マネージャーとして活躍した。2011年に株式会社オフィスたはらを設立、
代表取締役として、各自治体主催のセミナーや講演活動を行う。2017年4月〜
現在、明星大学経営学部・特任教授として、地域ブランド開発や観光振興な
ど、産学官の連携をテーマに講義を行っている。ジャーナリスト田原総一朗
は伯父(おじ)にあたる。 |