トップページ > 前年度の研修一覧 > 研修詳細
前年度の研修詳細
● 概要
研修名 係長級職員(1部)研修
目標 地方自治の展望や先進事例、また民間の取り組みを学ぶとともに、職場リーダーの役割を体系的に理解し、仕事と人のマネジメントに関する原理原則を習得する。
計画人員 300人
受講者数 287人
対象者 新任係長級職員(原則として昇任後2年以内の職員)
実施期間 3日間
第1日程:平成28年7月5日、平成28年7月7日〜平成28年7月8日
第2日程:平成28年7月5日、平成28年7月12日〜平成28年7月13日
第3日程:平成28年7月5日、平成28年7月14日〜平成28年7月15日
研修会場 【1日目   :合同研修】ピアザ淡海(県民交流センター) ピアザホール
【2・3日目:班別研修】滋賀県市町村職員研修所
センター締切日 平成28年5月20日
● スケジュール
科目名 方法 開始時間 終了時間
1日目 受付【ピアザホール前ロビー】  9:00  9:30
地方自治の展望 講演  9:30 12:30
昼食・休憩 12:30 13:30
民間に学ぶ 講演 13:30 16:30
事務連絡 16:30 16:35
2日目 JST基本コース 講義・討議・演習  9:30 12:25
昼食・休憩 12:25 13:25
JST基本コース 講義・討議・演習 13:25 16:45
3日目 JST基本コース 講義・討議・演習  9:30 12:15
昼食・休憩 12:15 13:15
JST基本コース 講義・討議・演習 13:15 16:45
閉講式 16:55 17:05
● 科目詳細
地方自治の展望
【目的】
 最新の自治の現状や課題について学び、これからの自治体運営のあり方について見識を深める。

【内容】
−自治の量を大きくすることと範囲を小さくすること

0.二つの震災を契機とする大きな時代の転換点に立って
1.なぜ「市町村合併」だったのか、なぜ今「協働」なのか、
    そして、なぜ今後「道州制」なのか ― 分権と少子高齢化という時代背景
2.三重県伊賀地区での経験から 「民」への分権の仕組みづくり
3.パートナーシップ、協働の相手方
4.おわりに

【講師プロフィール】
 京都府宇治市生まれ。早稲田大学政治経済学部卒、早稲田大学大学院政治学研究科自治行政専修博士課程前期修了。自治省外郭の研究所を経て、中央学院大学法学部で地方自治論/公務員制度論を講じる。2001年より現職。現在、四日市市在住。

【研究テーマ】
・基礎的自治体のあり方 − 自治を大きくすること
・元気な高齢者対策 − シニアベンチャーの可能性
・民への分権 − 小さな自治

 
四日市大学 学長代行・総合政策学部 教授 岩崎 恭典 氏
民間に学ぶ
【目的】
 民間企業や各種団体における様々な取り組みを知ることにより、今後の地方自治体のあり方を考察する。

【内容】

「神山プロジェクト」 〜創造的過疎から考える地方創生〜
 徳島県神山町との協働連携のお話、移住施策、創造的過疎の考え方、行政とNPOとの協働のあり方、神山町地方創生総合戦略などについて

【講師プロフィール】
1953年 徳島県神山町生まれ。米国スタンフォード大学院修了。
1991年 青い目の人形「アリス」の64年ぶりの米国への里帰りを実現。
1998年 全国初となる「アドプトプログラム」実施。
1999年 「神山アーティスト・イン・レジデンス」開始。
2007年〜 神山町移住交流支援センターを受託運営の結果、2011年度、神山町史上初となる社会動態人口増を達成。
2010年〜 IT企業12社のサテライトオフィス(SO)の誘致を実現。
 多様な人が集う価値創造の場「せかいのかみやま」づくりとともに、的確な目標に向かって過疎化を進め、人口構成の健全化を目指す「創造的過疎」を持論に活動中。

※アドプトプログラム・・・
   市民と行政が協働で進める清掃活動をベースとした、まちの美化プログラム
 
NPO法人 グリーンバレー 理事長 大南 信也 氏
JST基本コース
【目的】
 職場リーダーの役割の重要性について体系的に理解するために、JST基本コースに基づき、仕事と人のマネジメントに関する原理原則を実践的に学ぶ。

【JST基本コース(仕事と人のマネジメント研修)】 
 第1章:第一線のリーダーの役割 〜研修の導入〜
 第2章:リーダーのマネジメント 〜仕事の質と速さを高めるマネジメントの実践〜
 第3章:リーダーシップ 〜メンバーのモチベーションを高め、人と組織を活かす〜
 第4章:コミュニケーション 〜より良い仕事と職場活性化のために〜
 第5章:職場における実践 〜実践的解決力の向上〜

※JST基本コース・・・
 職場のリーダーが、成果をあげ、組織へ貢献するために必要な「仕事への取り組み」、「人の活かし方」について、その基本となる考え方と職場での実践力を身につけ、自信を持ってリーダーの任務を果たすことができるようにする研修です。
 職場リーダーの役割の重要性について体系的に理解するためにJST基本コースに基づき、仕事と人のマネジメントに関する原理原則を実践的に学ぶ。

 《 JST・・・人事院式監督者研修(Jinjiin Supervisory Training) 》 
各市町職員(内部講師)
● 総括
受講者の感想【受講者数 287名】
【地方自治の展望】
・確かにこれからは人口減少高齢化社会を迎えることになるだろうから、今からそれを見据えた政策をとっていかなければ大変なことになるだろうと思った。
・少子高齢化社会により行政だけでの運営の難しさを知り、市民との協働の大切さを強く感じ、今後の市民サービスの在り方を考えなくてはならない。
・人口減少、少子高齢化時代に向け、大きくなり過ぎた行政の業務を市民と協働していく重要性を感じた。
・定年等によるサラリーマンOBを利用し、行政サービスの提供事業を展開していくようになると感じた。
・日々向き合っている園の子ども達に対して、何ができるのか将来を見通して、今までと違う力を身につけられる保育をしていかなければいけないと感じた。

【民間に学ぶ】
・市は人口減少が一番の問題であり、自治体もチームを結成し取り組むべきだと感じた。
・やはり民間だからできることはたくさんあると思う。どれだけ民間と行政と市民が協働でまちづくりを進めることができるかを考えなければならない。地域の課題をしっかり見つめる必要があると思う。
・空き家の活用で、町に必要だと思われる働き手や起業家を逆指名することや、町に新たな仕事がないので、既に仕事がある方に移住してもらい、街づくりをすすめるということは、新たな発見だった。
・「仕事でないからすべてのことが前向きにポジティブに受け入れられる。」この一言がとても印象的だった。前例に捕らわれず、何かできることを探す。その一歩が、魅力ある街づくりにつながるのだと思う。
・民間のやる気に気づいて、行政がすぐ飛び乗る勇気が必要だと感じた。
・民間におけるノウハウなどの話はなかったが、協働を進めていくためには、長期的には「多様な人材づくり」を行政として支援していく必要があるのではないかと感じた。
・入学していく65%の子ども達が今は存在しない職に就くという言葉が残った。
・私が勤務する地域に当てはめることはできませんが、アイデアキラーの話が大変参考になった。

【JST基本コース】
・自身が目指すべきリーダー像を明確に描くことができた。職場に戻った後も、学んだ管理・マネジメントの知識・技術を業務に生かしていきたい。
・不十分なところは見直しながら、リーダーとしての自覚をもち、メンバーとともにチームを作り上げていきたいと思った。リーダーによってチームの意欲、メンバーのやる気が変わることを理解し、その立場の重要性を考えた。
・GWや発表の機会があり、とても勉強になった。
・なんとなく分かっていたようなことを体系的に確認し、学ぶことができて良かった。
・組織の目標を理解し達成するためには、「ビジョン」を持つことが重要であり、係内での役割・立場を十分に理解し、組織目標の達成に向け、リーダーシップを発揮することも大切であると感じた。
・自分で考える機会が多く、また自分の職場を見直すきっかけにもなり、非常に有意義だった。
・リーダーシップを図るうえで、職場に活気が出るように仕向けていければと感じた。
・内部講師ということで、実情も分かってくださっている方なので、参加にあたり安心感があった。
・知識が必要と焦ってばかりであったが、こういう意識で行動するという観点からの説明はとてもわかりやすかった。
・リーダー論は整理ができて良かった。
・係長級として、自分がこれから目指すべき像がイメージできてよかった。
・今の自分の状況に非常に合った内容だった。チームのためにリーダーとして「リーダーシップ」「マネジメント」「コミュニケーション」を常に意識していきたい。
・自分の悩みも話し合いの中で解決することができた。目標、期日を明確にしながら仕事に取り組みたい。
・チームリーダーは、働きやすい環境づくり、部下からの相談に対する意見、指導、調整役という立場から、その役割の重要性を学んだ。
・職場のリーダーとは、どうあるべきかという姿について、詳しく学ぶことができた。それに対し、自分の姿勢はリーダーとしての自覚の無さに反省すべき点が感じられたので、今後に活かしていけるようにする。
・業務の中で、出会うであろう問題をケーススタディで学ぶことができたので、今後実践したい。
・JSTの中で様々な方法を知り、リーダーとしての苦手な部分を把握しながら、私がなれる私なりのリーダー像を作ることができた。
・普段とは違う環境の中で考え、話し、そのうえで講義を受けるというスタイルは有意義に感じた。
・2日間の話がとても分かりやすくて理解できた。発表する意見も1つ1つしっかり受け止めてくださる姿がとても温かくて安心して意見が発表できた。今後の自分の立場での仕事の仕方、心得として大切なことをとてもたくさん学ぶことができた。
・1つ1つの質問の時間も短く大変だったが、勉強になった。
・今までは自分に与えられた職務をこなしていたが、今後は組織づくりの担い手としての役割を果たせるよう努めたい。
・初めにゲーム的な要素で和ませてもらったこともあり、話しやすい雰囲気であった。
・進め方がわかりやすく、親しみやすかった。2日間同じ講師だったこともよかったと思う。
・リーダーとして体系的な知識を学べた。自分が今やっていることについて、間違っていないことが分かって良かったと自信がついた。
・異なる職場環境でも共通する課題を議論することで現所属だけでなく、異動後にも生かせるのではと思った。OJTコミュニケーションはどの所属でも本当に大切だと痛感した。
・リーダーとしての役割はたくさんありましたが、全て欠かしていけないものだと実感した。
・講義が進むほど、リーダーが自分に務まるのか不安になった。また、現在の自分の状況を振り返ると、反省すべき点も多く、たくさんの学びがあった。
・ディスカッションし、リーダー像について考えることができた。望ましいリーダー像のビジョンをイメージしつつ、現状の自分とどうやって近づけるかをじっくり考え、行動していきたい。
・明確な指示、命令だけでなく、時には委任も必要であることを学んだ。
・保育の現場にあっても、行政職員としての自覚を失わないために、こうして一般職の方と交流しながら行う研修は意義がある。
・とても楽しく研修させていただいた。普段から意識して実践していることや、今までは気付かなかった観点等、色々な意見を聞くことができ、今後の業務に生かしていきたい。
・メンバーのモチベーションを高め、自分の役割を見出し、目標を掲げ、組織としてどうやって取り組んでいけばよいのか学ぶことができた。
・基本シート、参考シートに良いことが載っており、良い資料になりそうです。
・現場でも十分置き換えられる内容だったので理解しやすかった。(保育士)
・当たり前の話が多かったが、実際の職場において、今後どう生かすか考えるきっかけとなった。
・職場のリーダーが成果を上げて組織へ貢献するために必要な取り組みや人の活かし方についての基本となる考え方を実践的に身につけ、自信をもってリーダーの任務が果たせる自信がついた。
・繰り返しグループで考え、話し合うことで、リーダーについて、リーダーシップについて、気づきや実践につながる学びがたくさんあった。
・つい専門職として業務から考えがちであるが、組織の係のリーダーとしての考え方、行動のあり方を再度見直す機会となった。(保健師)
・考えさせられることばかりで、正解がまだ不明瞭。帰ってからもう1度振り返りたいと思った。
・係長というリーダーに求められるものとは、と難しく考えていたような気がした。今まで部下として上司に求めていたようなことを、今度は自分が思ってもらえるように、感じてもらえるように、心がけていきたい。
・講師の方の経験を踏まえての話などもあり、自分の考え方でいいんだと思えたことや、実際のロープレや、話し合いで他の方から気づかせていただくこともたくさんあった。
・課内で自分が果たすべき役割について、また取るべき態度についてよく考えることができた。
・他職種ということで、分かり合えないと思っていたことが、話し合いをとおし、同じ悩みを持っているということが分かりました。(保育士)
・講師によってやり方が異なることについて少し戸惑いましたが、グループワークは身をもってわかるので、苦手ですが良い方法だと思った。
・様々な職種の方とのワークでしたが、仕事は異なっても、参考となったり、気づくことも多く、とても有意義な時間となった。
・自分がしなければいけないことがはっきりしたような気がする。
DSC_0331.JPG
研修一覧に戻る