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前年度の研修詳細
● 概要
研修名 課長補佐級職員研修
目標 管理職としての役割や組織のマネジメントを学び、職場の活性化を図るとともに、コンプライアンスやハラスメント防止を推進するための能力を養う。
計画人員 350人
受講者数 296人
対象者 新任課長補佐級職員(原則として昇任後2年以内の職員)
実施期間 2日間
第1日程:平成29年7月25日、平成29年8月2日
第2日程:平成29年7月26日、平成29年8月3日
第3日程:平成29年7月27日、平成29年8月4日
第4日程:平成29年7月28日、平成29年8月7日
第5日程:平成29年7月31日、平成29年8月8日
研修会場 滋賀県市町村職員研修所(大津市)
センター締切日 平成29年6月22日
● スケジュール
科目名 方法 開始時間 終了時間
1日目 職場の活性化と組織マネジメント 講義・討議・演習  9:30 12:30
昼食・休憩 12:30 13:30
職場の活性化と組織マネジメント 講義・討議・演習 13:30 16:30
2日目 コンプライアンス・ハラスメント防止 講義・討議・演習  9:30 12:30
昼食・休憩 12:30 13:30
コンプライアンス・ハラスメント防止 講義・討議・演習 13:30 16:30
閉講式 16:40 16:50
● 科目詳細
職場の活性化と組織マネジメント
オリエンテーション

1.総論『マネジメントの基本とリーダーシップ』
 ・リーダーとは
 ・マネジメントとリーダーシップ
 ・課長補佐級職員の立場
 ・人間関係スタイル診断(演習1)

2.組織のマネジメント『組織で期待される役割』
 ・組織マネジメントとは
 ・リーダー・フォロワーの関係性について
 ・リーダーシップ診断(演習2)

3.目標管理制度と組織マネジメント『日常業務と目標管理制度の関わり』
 ・目標管理制度の背景と基本
 ・人材育成と関連
 ・目標達成演習(レジャーランド演習3)

4.組織活性化、組織力向上の要点『目標管理制度を活用した人材育成』
 ・コミュニケーションの基本
 ・職場コミュニケーションの最強ツール“フィードバック”
 ・こんな部下はどう指導する?(演習4)

まとめ
株式会社アイシーエル  専任講師  水江 泰資 氏
コンプライアンス・ハラスメント防止
はじめに
 ・本研修の目的・目標
 ・課長補佐級職員が求められる役割とは
 ・コンプライアンス・ハラスメントにおける課長補佐の役割
 ・上司への報告・メンバーへの指導

1.コンプライアンスとは
 ・コンプライアンスが求められる背景
  【ワーク】ある自治体が起こした不祥事事例をもとに問題の所在を考える。
 ・コンプライアンスの定義・強化の背景
 ・最も身近で重大な課題は「不祥事」
 ・コンプライアンス違反により受ける影響
 ・コンプライアンス違反が起きる原因

2.コンプライアンス体制を作る
 ・コンプライアンス違反を防止する体制づくり
 ・意識改革の実現のために
  【ワーク】日常的な意識・行動・しくみをチェックする

3.ハラスメントとは
 ・セクシュアルハラスメント(セクハラ)とは
 ・パワーハラスメント(パワハラ)とは
  【ワーク】10問の質問に答えて、自身のパワハラ認識度をチェック
 ・セクハラ・パワハラと認定された事例
 ・セクハラ・パワハラを起こさないために

4.ハラスメントの未然防止、相談を受けた場合の対応<部下を苦しめないための具体的行動を学ぶ>
 ・ハラスメント未然防止のポイント
 ・部下からハラスメントの相談を受けたら

まとめ
株式会社インソース  講師 大坪 浩民 氏
● 総括
受講者の感想【受講者数:288名】
【職場の活性化と組織マネジメント】
・リーダーシップ診断や交流分析などで自分の行動の特徴を知ることができ、自分を振り返る良い機会になった。また、職員の能力を引き出す役割を求められるので、職員が力を発揮できるような環境をつくっていきたい。
・職場でリーダーシップ・フォロワーシップ連携ということを意識していきたいと思った。育成指導の際には、気をつけるポイントやほめる、しかるのメリハリを考え、部下も自分自身も成長していけるようにしたい。
《講師からのアドバイス》
マネジメントやリーダーシップ(およびフォロワーシップ)は、現場実践(モデルとなる課長や課長補佐の言動を真似るなど)や書籍による知識量の増加に努めてください。推薦書籍は『こんな幹部は辞表を書け』(畠山義雄著:日本能率協会マネジメントセンター刊)です。

【コンプライアンス・ハラスメント防止】
・課の中で、自分はどんな役割を担っているのか、またその役割を果たしていくために、どんな取り組みが必要かについて深めることができた。また自分の行動やコミュニケーションの傾向を改めて知ることができ、以前と変わったところや苦手な点だけでなく、良さにも気づくことができた。
・気配り、目配りを心がけ、部下のシグナルを見逃さないようにしていきたい。ハラスメントにならないように注意等するときはIメッセージで(表現力も大切)にする。
《講師からのアドバイス》
コンプライアンスやハラスメントに対する意識は、常に職場で注意喚起をし続ける必要があります。そのためにも管理職の方の率先垂範と、風通しの良い職場環境づくりは欠かせません。また、今後は部下たちにも職場で起こりうるコンプライアンス違反について考えてもらい、予防策を一緒に検討するという他者を巻き込む取り組みも必要です。そのためにも、他者から意見を引き出し当事者意識を醸成させるファシリテーションの技法などは大いに役立つと感じます。
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