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前年度の研修詳細
● 概要
研修名 課長級職員研修
目標 課長級職員に必要な職場の管理能力を高め、組織の経営に必要となる心構えや知識を習得するとともに、危機管理能力を養成する。
計画人員 250人
受講者数 185人
対象者 新任課長級職員(原則として昇任後2年以内の職員)
実施期間 2日間
第1日程:平成29年5月10日〜平成29年5月16日
第2日程:平成29年5月11日〜平成29年5月17日
第3日程:平成29年5月12日〜平成29年5月18日
第4日程:平成29年5月15日〜平成29年5月19日
研修会場 滋賀県市町村職員研修所(大津市)
センター締切日 平成29年4月21日
● スケジュール
科目名 方法 開始時間 終了時間
1日目 リーダーシップと組織経営 講義・討議・演習  9:30 12:30
昼食・休憩 12:30 13:30
リーダーシップと組織経営 講義・討議・演習 13:30 16:30
2日目 リスクマネジメント 講義・討議・演習  9:30 12:30
昼食・休憩 12:30 13:30
リスクマネジメント 講義・討議・演習 13:30 16:30
閉講式 16:40 16:50
● 科目詳細
リーダーシップと職場のマネジメント
株式会社 KOC 講師 雨谷 博貴  氏

○午前
1.課長の役割とリーダーシップ
 ・課長クラス職員に期待される役割・行動
 ・効果的なリーダーシップ
 ・年長部下、再任用職員へのリーダーシップ
 
2.部下育成とOJT
 ・動機付け理論(人を動かすものは何か)
 ・心理の理解と行動の図式
 ・コミュニケーション力の強化(話す・聴く)
 ・部下への説得スキルの強化

○午後
3.職場の業務改善
 ・問題意識の持ち方
 ・業務改善の基本的な考え方
 ・課題解決ステップ
 ・判断力を高める思考法
 
4.まとめ
 
リスクマネジメント
株式会社 日本マネジメント協会(中部) 専任講師 長谷川 説人  氏
 
○午前
1.リスクマネジメント体制を築くために
 ・職場を取り巻く環境変化
 ・マネジメント、コミュニケーション不足が及ぼす影響
 ・マネジメントの大局は「見る・見守ること」
 

2.職場内コミュニケーションの強化によるリスクマネジメントの展開
 ・リスクマネジメントの視点と展開
 ・良きコミュニケーションが職場を活性化する
 ・ヒューマンエラー だから失敗は起こる!
 ・悪い情報(報告)を早期に把握できる仕組みづくり

○午後
3.マスコミ対応の基本
 ・内部告発と内部通報(公益通報)との違い
 ・内部通報(公益通報)の現状と課題
 ・不祥事に対するマスコミ対応の基本
 
4.リスク対策立案 〜組織的にリスク管理をするために〜
 ・「地方公共団体を取り巻くリスク一覧」の紹介
 ・PDCAの流れと詳細
 ・リスクマップ・対策の作成
 ・発表、これまでのまとめと振り返り
 
5.まとめ 〜職場でリスクマネジメントを実践するために〜
 ・職場に危機意識を浸透させるために
 ・できることから始めるリスクマネジメント

 
● 総括
受講者の感想【受講者数 185名】
【リーダーシップと組織経営】
・効果的なリーダーシップについて系統的に学ぶことができ、日々の職場で実践していきたい。
・様々な環境の変化に適応していけるよう敏感に感じ取れるよう常にアンテナをはっておくことを心掛けていこうと思った。
《講師からのアドバイス》
 研修で学んだ項目やスキルを日頃のマネジメント実務の中で使用していただくことにより、自分流のノウハウに高めていっていただければと思います。

【リスクマネジメント】
・過去の失敗を風化させないよう常に危機意識を持ち、自身のみならず課員の管理育成に管理職として責任を果たしたい。
・地方公共団体を取り巻くリスクは複雑化する一方であり、これに対応するためできることをしっかりと実践していきたい。
《講師からのアドバイス》
 課長級の皆様の大きな役割は、職員に対して危機意識を持たせることです。リスクの90%が現場レベルで発生しているなか、リスクマネジメントは全職員の共通テーマと言っても過言ではありません。
 リスクマネジメント実践のための第一歩は、「リスクの見える化」です。“自分たちの職場では、どんなリスクが起こり得るのか”を共有化できているか否かで、職員の危機意識が大きく変わります。
 そのためにも、研修でご案内した『地方公共団体を取り巻くリスク一覧』を参考にして、職場内で独自のリスク一覧表やリスクマップを作成することなどをオススメします。
 また、起こり得るリスクにまつわる事例をピックアップして、職場内でOJTを通じて危機意識を高めることも有効な手段かと存じます。
 そして、リスクマネジメントのベースは、双方向コミュニケーションの充実です。風通しの良い職場づくりを目指して取り組んで頂くことを願っております。
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