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前年度の研修詳細
● 概要
研修名 1DAYセミナー「ワークライフバランスを実践する為の働き方改革」
目標 長時間労働を是正し、仕事とその他生活の両方をより一層充実させるため、効率的かつ生産的な働き方を身につける。
計画人員 30人
受講者数 23人
対象者 受講を希望する職員
実施期間 1日間
第1日程:平成29年12月12日
研修会場 滋賀県市町村職員研修所(大津市)
センター締切日 平成29年11月22日
● スケジュール
科目名 方法 開始時間 終了時間
1日目 働き方改革研修 講義・演習  9:30 12:30
昼食・休憩 12:30 13:30
働き方改革研修 講義・演習 13:30 16:30
● 科目詳細
働き方改革研修

1.オリエンテーション 「研修への動機づけと目標設定」
  ・ 研修の目的、概要、進め方を確認
  ・ アイスブレイク


2.イントロダクション 「なぜ今、ワークライフバランスなのか?」
  ・ お金と時間、どちらが大事?
  ・ 自治体業務の現状
  ・ 労働時間の現状
  ・「忙」という漢字について


3.ワークライフバランス実現に向けて 「職場で意識すべき2つのこと」
  ・「楽しいから寝食を削って仕事をする」は是か非か?
  ・ そもそもワークライフバランスとは?
  ・ ワークライフバランスが求められる背景
  ・ 昨日の仕事とその他生活を列挙する
  ・「充実した仕事とは?」、「充実した生活とは?」→「この研修を通してどう変わりたい
     か?」
  ・ 今の日本では、長時間働く人と、短時間で結果を出す人のどちらが 評価されるか?
  ・ 生産性の向上と職場風土改革


4.生産性の向上 「短時間で仕事を終らせる技術」
  ・ 自己の課題チェック
  ・ 仕事は発想だけで速くなる
  ・ 仕事のスピードには2種類ある
  ・ 仕事の山積みを解消する
  ・ すべらない話
  ・ 先延ばしを解決する
  ・ 緊急度×重要度で仕事を整理
  ・ スターバックスはなぜ人気なのか?
  ・ デスクの整理法
  ・ 知っているショートカットを列挙
  ・ オフィスソフト・ITの時短術
  ・ 仕事量が激変する瞬間
  ・ パーキンソンの法則






5.職場風土改革 「個人の問題で済まない長時間労働」
  ・ 職場での取り組み
  ・ あなたにとって「仕事」とは?
  ・ 全員で辞めないとツケがまわる
  ・ 決断だけが仕事を減らす


6.研修まとめ 「明日から実行すること」
  ・ 研修の振り返り
  ・ 明日から実行すること


 
株式会社アイシーエル 講師 中村 一也 氏
● 総括
受講者の感想【受講者数 23名】
・頼まれた仕事への扱い方、考え方を教えていただけたこと、グループワークで教えていただいた効率良い方法も知ることができて良かった。
・自身の働き方を見なおすことができ、改善できると思いました。
・自分の実体験をもとに話されているので、とても分りやすく、実践できそうなことが多々あった。

《講師からのアドバイス》
 このたびは最後まで熱心に研修を受講いただき、誠にありがとうございました。一つでも多くの知識を習得しようという皆様の真摯な姿勢がとても印象に残りました。その姿勢に応えるべく、私もワークライフバランスの実現と生産性向上に必要な理論を全力で伝えさせていただきました。全国的にワークライフバランスの必要性が高まる一方、「仕事をすることは悪いことなのか」や「好きだから長時間働いて何が悪いのか」という声も出ています。しかし、長時間労働が評価される組織文化だと、働く人全員が不幸になってしまいます。長時間働く人には仕事が集中してしまい、長時間働けない人は「どうせ評価されないから」とやる気やモチベーションが下がってしまうからです。できるかぎり「全員で長時間労働をやめる」が鍵になります。子育てや介護などさまざま事情を抱えた方がいらっしゃるため、本研修を受講された皆様におかれましては、多様な働き方が可能な環境・組織文化作りをご支援いただければと存じます。
 研修の中で、仕事の効率的な進め方について多くの手法を紹介させていただきました。特に、仕事のスピードには2種類あり、作業スピードだけが仕事のスピードではありません。盲点となっているのは、「仕事に取り組むまでの早さ」です。「仕事に取り組むまでの早さ」は発想だけで変わる上に、作業スピード以上に改善ポテンシャルがあります。仕事を効率的にこなすスキルの本質は、「ボール(仕事)を受けたらすぐ離す」です。そのために、「仕事を受けた瞬間に5分だけ取り組む」ことを提案致しました。これにより作業量最小化、リスク最小化、ストレスの軽減など、多くの問題を解決することができます。ぜひ普段の仕事でこちらを実践していただければと存じます。
 最後になりましたが、皆様のご健康とご多幸を心からお祈りしております。私自身、皆様から多くのことを学ばせていただきました。本当にありがとうございました。
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